Macintoshによる
DV−Xα分子軌道計算


兵庫教育大学・小和田善之



マッキントッシュ上での計算 (LinuxPPC・MacOS X)についての補足

 現在のところ、MacOS9.X以前のOS上で計算を行うことは、私のところでは考えていません。 DV−Xα法のプログラムが、大型計算機からWSに移植されたのは、1988年頃、SONYのNEWS上で動作する環境を整えたのが最初でした。 このWSは、4.2BSD系のUNIXで動作していましたので、そのころに作成したC−Shellによるスクリプトを、現在でも、私の研究室ではLinuxやDECのTrue64上で利用しています。 そのため、後述するMkLinux、BSDベースのMacOS X上でも、スクリプトを利用することができますので、それを利用することを、マッキントッシュ上でのDV−Xαプログラムによる計算の方法として公開したいと思います。

 手順としては、

(1)MkLinuxあるいはMacOS Xのインストール

(2)FORTRANコンパイラの導入

(3)ソース、makefile、C−Shellによるスクリプト、を転送する

(4)プログラムのmake

 このために必要なファイルを順次アップする予定ですが、現在のところ時間的な制約から、十分な解説を用意することができていません。


(1)マッキントッシュをお使いの方で、DV−Xαの計算プログラムを走らせてみたい方も多いと思います。 MacOS上でプログラムを走らせる場合、UNIXのc-shellやDOSのバッチにあたるAppleScriptが非常に遅いことや、計算実行時の速度の問題などがあり、MacOSにはDV−Xαのプログラムは移植されていません。(ただし、ソース自体は、フォートランコンパイラを用意しさえすれば、そのままで実行可能です。)解決策としては、マッキントッシュ上で動作するUNIX互換OSであるMkLinuxを利用するという方法があります。現在のところ、このMkLinuxは開発者向けベータ版ですし、UNIXのシステムですので、マッキントッシュをお使いの方にお勧めすることはできませんが、試験的に、PowerMac8500/180上で動かしたところ、兵教大のメインマシンであるConvexSPP-1000の約4割程度の性能が出ていました。MkLinux, gcc(Cコンパイラ), g77(FORTRAN77コンパイラ)などすべてフリーです。ただし、計算を行うためにはUNIXマシーンの管理者としての知識が必要になります。また、実行のためには、下記のハードウェアが必要です。

 本体:   PowerMacintosh 6100以降のもの(http://www.mklinux.apple.comでお確かめください。)
 外付けHDD 数GB程度
 RAM    多い方が望ましい(予想では、64MB程度は必要。)

#MkLinuxのインストールについての簡単な説明は、こちらをご覧ください。Mklinuxのインストール

 先日の講習会の際に、MkLinux(他)を用いて計算をしたい、という方が結構おられました。そこで、動作確認だけしてほったらかしにしてあったPowerBook2400CにLinuxPPC(TurboLinux)をきちんと入れ、動作確認とソース、シェルスクリプトの修正個所について検討中です。 近々、掲載する予定ですのでお待ちください。

(2)MacOS X

 先日、発売されましたMacOS Xは、BSDベースのOSですので、Terminal上でDV−Xαのプログラムを実行することが可能です。快適な計算環境を整えるためには、X-windowをインストールする必要があると思われますが、試しにg77とf2cをインストールして計算を実行したところ、PowerBookG4/500で、モバイルPentiumIII 600MHzの7割くらいの能力があることがわかりました。ただし、g77, f2cではAltivec利用していないこと、最適化が不十分であることを考えると、市販のFORTRANコンパイラ(absoft FORTRAN・5月〜6月発売予定、など)を利用すれば、もう少し能力が上がりそうに思われます。 ノウハウをまとめることができれば、このページに掲載する予定です。




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