MH2O6•MH2O6n•MH2O6s
 (六配位正八面体型アクア錯体の分子軌道計算に
 必要なファイル作成)

〜正八面体形 [M(H2O)6]n+形錯体(錯イオン) のF01, F25を簡単に準備するプログラム〜
 水分子を“点”と見なせばOh対称になりますが、水分子の水素まで含めて考えるとD2h対称になります。
 このプログラムでは、D2h対称でDV-Xα分子軌道計算を行います。

 ○必要な情報は、中心金属Mの原子番号、M-Oの原子間距離(Å)、Mの酸化数のみです。
 ○入力ファイルは必要ありません。
 ○適当な空ディレクトリで、mh2o6 [Enter]と入力するだけです。
 ○プログラムを実行すると、必要な数値の入力をプログラムが求めてきます。
 ○mh2o6は、F01、F25、OH16.outの3つのファイルを出力します。
 ○mh2o6は、symOrbにより作成した対称軌道ファイル(F25)を使用します。
 ○常磁性のアクア錯体や総電子数が奇数のアクア錯体の計算の際には、
   F01を編集してスピン版としてください。
 ○サンプル点数は20000点です。計算精度を高めたい場合はF01を編集して適宜増やしてください。
 ○F01の座標はÅ単位、F05およびMH2O6.outの座標は原子単位です。
 ○作成されるF25は、dataディレクトリの“mh2o6”を“F25”という名前でコピーしているだけです。
 ○mh2o6nは、mh2o6を実行後、makef05でf05を作成し、ノンスピン版scatを収束するまで回し
  (最大150サイクル)、netc, bndodr, popanl, hlgap, hlgapsなどの周辺プログラムを
  実行するまで、全自動で行う便利なシステム(初心者向け)です。
 ○mh2o6sは、mh2o6を実行後、makef05でf05を作成し、スピン版scatを収束するまで回し
  (最大150サイクル)、netc, bndodr, popanl, hlgap, hlgapsなどの周辺プログラムを
  実行するまで、全自動で行う便利なシステム(初心者向け)です。

●ダウンロードはこちらから→mh2o6.zip [download] 1.46 MB 2006.08.24

MH2O6
  ・入力ファイル:なし
  ・出力ファイル:F01, F25, MH2O6.OUT
  ・使用方法:mh2o6 [Enter]
MH2O6n
  ・入力ファイル:なし
  ・MH2O6⇒makef05⇒scat計算(ノンスピン版)⇒各種周辺プログラム計算(ノンスピン版)
   を全自動で実行するシステムです。
   scat計算は最大150サイクル回ります(収束した時点で計算は終了します)。
  ・使用方法:mh2o6n [Enter]
MH2O6s
  ・入力ファイル:なし
  ・MH2O6⇒makef05⇒scat計算(スピン版)⇒各種周辺プログラム計算(スピン版)
   を全自動で実行するシステムです。
   scat計算は最大150サイクル回ります(収束した時点で計算は終了します)。
  ・使用方法:mh2o6s [Enter]


◎プログラムmh2o6の具体的な使用方法解説はこちら

◎ノンスピン版mh2o6全自動実行システムmh2o6nの具体的な使用方法解説はこちら

◎スピン版mh2o6全自動実行システムmh2o6sの具体的な使用方法解説はこちら

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岡山理科大学 理学部 化学科 無機元素化学研究室 坂根弦太

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