【2】MOLDA for Windowsのインストール

〜分子モデリングプログラムMOLDA for Windowsをパソコンにインストールします。〜
◎1.MOLDAは、CIFを読み込むことのできる分子モデリングソフトの1つです。私(坂根)は学部の学生時代からこのMOLDAにお世話になっており(当時はNECのパソコンで使っておりました)、使い慣れていることから現在でも愛用しております。

 Windowsの上でも動くようになったMOLDA for Windowsは、単結晶構造解析のCIFとDV-Xα計算のデータの橋渡しツールとして、十分な機能を有しています。まずはこのMOLDA for Windowsを広島大学吉田弘先生のMOLDA Home Pageよりダウンロードしてください。

 なお、吉田弘先生が執筆された書籍「分子のモデリング」<第2版>(株)サイエンスハウス,1998年にも、MOLDA for Windowsの詳しい使い方が掲載されていますので、入手可能な方はご参照ください。

 【日本語】をクリックし、左下のメニューから【MOLDA for Windows】を選び、右下の画面をスクロールして、CONTENTSの【4.MOLDA for Windowsのダウンロード】を選びます。現れる画面をスクロールして、【MOLDA for Windowsのダウンロード (MOLDA version 6.5 revision 2.0)】の下の、【MOLDA for Windows / MOLDA ver. 6.5 rev. 2.0】をクリックすれば、ダウンロードが始まります。ファイル名は【molda65_2j.exe】、約3 MBです。デスクトップ等、適当な場所に保存してください。
◎2.【molda65_2j.exe】をダブルクリックすれば、WinZip Self-Extractorが起動しますので、Unzip to folder:【Browse...】をクリックしてデスクトップ等適当な解凍する場所を指定の上、【Unzip】をクリックすれば、解凍されて【molda6.5】というフォルダが生成します。
◎3.この【molda6.5】というフォルダを開けると、中に【setup.exe】がありますので、これをダブルクリックして【MOLDA for Windows (MOLDA ver.6.5 rev.2.0 日本語版)セットアップ】を起動します。【OK】をクリックし、【セットアップを開始するには次のボタンをクリックしてください】で指定されたボタンをクリックすると、ディレクトリC:\Program Files\Molda\に、MOLDA for Windowsがインストールされます。
◎4.C:\Program Files\Molda\molda652j.exeがプログラムの本体ですので、これのショートカットをデスクトップ等に作成しておくと便利です。WindowsのスタートメニューにもMOLDA for Windowsは登録されていますので、こちらから起動してもOKです。
◎5.MOLDA for Windowsを起動し、ファイル(F)-MOLDAデータ検索を選択すると、MOLDA Search Engineが起動します。ここで例えば“Methyl”とキーワードを入力して【OK】をクリックすると、すでに座標が登録されているデータ集の中から、該当の有機化合物の座標を呼び出してくれます。このMOLDAデータ検索を使いたい場合は、◎3.の【molda6.5】というフォルダの中の【moldata】を丸ごと、C:\Program Files\Molda\にコピーしておく必要があります。

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岡山理科大学 理学部 化学科 坂根弦太

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